国際競走 wikipedia|無料辞書
国際競走(こくさいきょうそう)とは開催している主催者に所属している
競走馬のほか、外国に厩舎を置く調教師に管理された競走馬(以下、外国馬と呼ぶ)も出走できる
競走である。ただし、外国馬については最大出走可能頭数が全ての競走馬の最大出走可能頭数とは別に定められていることが多い。
アメリカやヨーロッパでは多くの競走で外国馬にも門戸を開いているが、日本では外国馬に門戸を開いている競走はかなり限られている。
◆ シリーズ戦
近年は国際競走が世界各地で多くなってきており、その賞金額も年々増加傾向にある。そこで強い競走馬を出走させたくなるような魅力的な競走を提供すべく取り入れられたのが複数の競走からなるシリーズ戦の導入である。シリーズ内の競走に複数勝利した場合やシリーズによって定められているポイントによる上位馬にボーナス賞金を出すことによって、シリーズへの参加を促している。2008年現在、日本の競走が組み込まれているシリーズ戦は以下の3つである。
国際競走とは異なるが、中央競馬の夏季開催を盛り上げる為に
2006年から
サマーシリーズ(サマースプリントシリーズ・サマー2000シリーズ・サマージョッキーズシリーズ(
2007年開始))が行われる。
◆ 日本における国際競走
2008年現在、日本では
中央競馬のみで111競走が国際競走として指定されている。
しかし
ジャパンカップなど一部の競走を除いて海外からの選出馬が発表されたものの、その後選出馬の関係者(馬主、調教師ら)が出走辞退を発表して結果的に日本調教馬のみで競走が行われる事例が多数ある。これは日本のGIシーズンが海外の競馬においてもGI競走が比較的多く行われ、そこに照準を合わせて調教を行う馬が多いことや海外から出走する場合に行われる検疫検査を行うための厩舎などの施設が充分整えられていない(現在は
千葉県白井市の
競馬学校、
兵庫県三木市の
三木ホースランドパークなど)ことなども挙げられる。
さらに言えば、世界的にも国際競走とはいうものの自国もしくは近隣国の調教馬しか出走しない競走が大半である。
また、国際競走として外国馬には門戸を開く一方で地方競馬所属馬に一切門戸を開いていない競走も数多く存在している問題も挙げられる。
なお2008年現在、
地方競馬では国際競走は行われていない。
◇ 歴史
中央競馬では
2005年から
2009年の「新5カ年計画」で
2007年までに国際指定競走を従前の24から111前後に増やしており2005年については春秋の
天皇賞について各5頭までの外国馬に門戸を開放することやGI以外の重賞23、オープン特別13の36競走(全て平地競走)を国際競走に指定し国際競走指定競走は60(平地58、障害2)と大幅に拡大された。また2007年からは
有馬記念も国際指定競走となる(但し
東京優駿などを含む2〜3歳限定競走については生産者保護の観点から2007年は対象から外れた。
2009年からは3歳限定競走、
2010年からは2歳限定競走に対しても徐々に対象を拡大していく予定となっている)。
これはSITA(国際サラブレッド競売人協会)の国際格付け(世界各地の競馬先進国をパート1,2,3と分類している)において従来日本がパート2に格付けされていたことから、それをパート1に昇格できるようにするための準備の一環とされている。
◆ 日本中央競馬会主催の国際競走
国際グレードは2007年から。国際グレードで格上げ、格下げされた競走は2006年以前は無い。
例えば安田記念は
1993年から国際競走だが、国際GIに指定されたのは2004年以降である(その間は「国際グレードなし」となる)。キャピタルステークスも
2002年のみ、国際競走ではなかった。
有馬記念は2006年まで国際競走では無かったが、
2000年から同年のジャパンカップ優勝外国馬に限り出走可能だった。
JRAグレードで格上げ、格下げされた競走は以下。
◇ 国際GI